2019年07月22日
7月21日参議院議員選挙へ行ってきました| 社会福祉法人ベテスタ こいしろの里(三重県 松阪市)
今回の選挙では投票率が有権者の半数を切ってしまいました。
しかし後見人のついた知的障がい者の選挙権が復活したのはつい最近のことです。
半数が棄権した健常者たちの選挙権より、社会的弱者の立場を強いられる利用者たちにとって選挙はとても重い意味があります。
それは社会から排除されがちな利用者たちにとって、対等な形で社会と接することができる唯一の関係といって過言ではありません。かつて選挙では障がい者は候補者たちの「ダシ」に使われることが少なくありませんでした。選挙で障がい者に対する公約を連呼することによって、候補者がやさしい人物だと有権者たちにアピールする狙いもあった時代がありました。
しかし障がい者自身が候補者となって当選した今回の選挙は、これまで以上に当事者性を体現している素晴らしい一歩だと思います。自分から進んで書く利用者さんもいれば、選挙管理員の手助けをかりて書く利用者さんもいました。今後の選挙にも積極的な社会参加をしていきます!